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2026年前期 キャリアデザイン演習A シラバス
テーマ:考えることをあきらめない人になろう!

授業のねらい

◆ 授業の概要・目的
この授業は、特定の職業を決めたり、就職対策をしたりするための授業ではありません。
変化が激しく、将来の予測が難しい時代の中で、
・ さまざまな人の考えや経験に触れながら
・ 自分は何を大切にしたいのかを考え直し
・ その時点での自分なりの判断を重ねていく力
を育てることを目的とします。
日常生活の中で感じる
・ なんとなく引っかかる違和感
・ 将来への迷い
・ 理由ははっきりしない不安
を出発点にします。
それらを言葉にし、
「なぜそう感じたのか?」
「自分は、本当はどうしたいのか?」
という問いに変え、小さな行動と振り返りを通して、少しずつ自己理解を深めていきます。
授業では生成AIも活用します。
ただし、AIの答えをそのまま受け入れることが目的ではありません。
AIは、自分の考えを整理したり、別の視点を知るための「対話の相手」です。
最終的に判断するのは、あくまで自分自身です。
また、グループワークや対話を通して、自分とは異なる価値観に触れる経験を重ねます。
同じテーマでも、立場や役割を変えて考えることで、自分の考えが揺れたり、広がったり、更新されたりするプロセスを大切にします。
卒業生や社会で働く人との対話も行い、キャリアが一つの正解ではなく、多様な選択の積み重ねであることを学びます。
この授業では、「将来の答えを見つけること」よりも、変化する状況の中で、自分に問いを投げ続ける姿勢を身につけることを重視します。
迷いや不安も、成長のための重要な材料と考えます。


◆ ガクチカに不安がある学生やコミュニケーション能力を磨きたい学生へ
授業のグループワークは、同年代が中心となります。しかし、社会人になると同年代がほぼいない環境で生活することになります。急激に変化する環境に早く馴染むためには、日頃から多様な世代の人たちと関わることをお勧めします。
まちおこし研究会は、子供から高齢者まで、町内会の役員から会社の経営者まで、様々な世代や職業の人たちと関わる活動をしています。活動を通じて、コミュニケーション能力をはじめ、チームで働く力や課題を解決する力などの多くの力を実践を通じて身につけることができます。小樽市で活動していますが、交通費は支給されるので活動費に関する心配はありません。
まちおこし研究会で活動した卒業生は、この活動をガクチカにして高い評価を得られたと報告してくれました。全員がそうなるとは限りませんが、熱心に活動した学生にとっては、自分の強みをアピールできる活動になったようです。
インスタ(https://www.instagram.com/machiokoshi_sgu/)やホームページ(https://www.hiro-pro.com/projects-1)で活動を紹介していますので、興味のある学生はご連絡ください。 

履修者が到達すべき目標

本授業を通して、受講生は以下の力を身につけることを目指します。
① 自己理解力
• 自分の感情や違和感に気づき、言葉にできる
• 自分の判断や行動の背景にある価値観を説明できる

② 思考力(問いを立てる力)
• 自分の経験に対して「なぜ?」と問い続けられる
• AIや他者の意見をそのまま受け入れず、自分にとって意味のある問いに言い換えられる
• ここでいう思考力とは、正解・不正解を決める力ではなく、「自分は納得できるか?」を軸に再考する力です

③ 意思決定力・行動力
• 正解がない状況でも、自分なりの基準で判断できる
• 行動後に振り返り、次の選択につなげられる

④ 社会理解・キャリア理解
• 多様な生き方・働き方を理解できる
• 社会の課題と自分との関わりを考えられる 

第1週 ガイダンス

  • アンケートを実施する

  • 授業の狙いと流れを説明する

  • ​生成AIを活用する目的と活用方法を説明する

第2週 クラスメイトと仲良くなろう

  • なるべく多くのクラスメイトとゲームで関わることで、初対面の緊張をほぐす(アイスブレイク主体)

第3週 DEGAWAイングリッシュ的アイスブレイクをやってみよう

  • 積極的に失敗を経験できる感覚を身につける

第4週 自分らしい生き方を表現してみよう

  • AI壁打ちによる思考トレーニングを実施する

  • 自分らしさを言語化する

第6週 チーム一丸となって課題を解決しよう

  • 全員が参加しなければ解決できない課題に取り組むことで、チームで働く力を養う(論理パズルの使用) 

第7週 自分らしい生き方を探すためのAIの活用法を身に着けよう

  • 就活や将来に対する不安を言語化し、卒業生に対する質問を作成する

第8週 卒業生に聞いてみよう

  • 卒業生の体験談やアドバイスを聞くことで、自分の考えが変わった点と変わらなかった点を理解する 

第5週 他者の価値観と照らし合わせてみよう

  • 価値観のズレを集めるワークによって他者の価値観に触れることで自分の価値観を再定義する

第9週 不安を有効活用する力を身につけよう

  • 不安を抱えても考え続けられる力を身につける 

第10週 社会とのつながりを考えてみよう

  • 自分の価値観は社会にどのような貢献ができるのか?を考え、なぜその行動を選んだのか?を言語化する

第11週 社会人とグループワークをしてみよう(大手物流業界の企業が授業に参加する予定)

  • 企業が向き合っている社会課題を知り、その解決にけた地域との関わり方について学ぶ 

第12週 アイディアを具体化してプレゼンしてみよう

  • 与えられた役割を果たしながら、チームで成果物を制作する過程を学ぶ 

第13週 社長に聞いてみよう(企業経営者が授業に参加する予定)

  • 企業で働くことの現実を知り、卒業後「自分はどうありたいか?」を考える 

第14週 自分の強みを社会に生かしてみよう

  • 自分の強みが仕事や社会活動のどのような場面で役立てることができるのか?を考える 

第15週 修了発表会

  • 到達目標をどのくらい達成しているか?を確認する 

授業の進め方 学修上の助言

【進め方】

講義だけでなく、

・ 個人ワーク

・ グループディスカッション

・ 対話

・ 振り返り

を中心に進めます。発言の多さや積極性そのものは評価しません。

評価するのは、

・ どのように考えたか

・ どんな違和感に気づいたか

・ どのように考え直したか

という「思考の過程」です。

この授業はなぜAIを活用するのか?

AIは答えを出す存在ではなく、自分の考えを深めるためのツールです。

AIの提案に対して、

・ 納得できるか

・ 違和感はないか

・ どう修正したいか

を考えることで、自分の判断基準を明確にしていきます。

【時間外学習】

基本的には、テーマは各回の授業の中で完結するが、時間外にもテーマへの理解を深めるために、次回のテーマに関して示唆を与えることがある。そこでテーマに関する事前知識を調べることが必要となる。

【授業を欠席した場合】

授業を欠席した受講生は、必ずmoodleで欠席回の資料と課題を確認すること。特に、同じテーマを複数回に分けて行うグループワークでは一回欠席してしまうと他のメンバーとの理解度に差が付いてしまい議論に参加することが難しくなるので極力休まないこと。

【履修上の諸注意】

毎回スライドを使って授業を進行するが、関連する資料を配布して授業を進めることもある。また、同内容の講義で複数クラス開講しているが、履修登録確定後のクラスの変更はできない。また、他の曜日でのクラスへの振り替えもできない。

【授業内容の変更について】

受講生の理解度や授業内容の効果検証、もしくは授業で招聘する社会人や卒業生の都合によっては、授業内容の変更や授業順の変更を行うことがある。

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